手作りした、カラフルなパッチワークキルトの魅力に触れてもらおうという作品展が高知県黒潮町で開かれています。

淡い赤紫色の花が咲くラッキョウ畑。畑に沿って広がる黒潮町の入野松原で17日から始まったのは“潮風のキルト展”です。松に囲まれた自然の中で、手作りしたパッチワークキルトの魅力に触れてもらおうとNPOの「砂浜美術館」がこの時期に開いています。

今年は、大小のキルト作品とクッション、合わせて106点が展示されています。生き物や風景など、色鮮やかで独創的な作品が木漏れ日を受けて松林に映えています。

(訪れた人)
「素晴らしいですね。自然がいっぱいなところがいいです。初めて来て、気持ちがいいですね」

また、福祉施設の利用者が描いた布をデザイナーが縫い合わせて作ったクジラのオブジェ、“まんまくじら”も展示されています。

会場には散歩を兼ねて見物に来た「大方中央保育所」の園児たち姿もありました。

「すごい!すご~い!」
「折り紙じゃない色で作ったツルがすごい」

キルト展では審査もあり、大きいキルト部門の“潮風大賞”はウミガメや魚などを描いた群馬県の女性の「恵の海」に。

小さいキルトとクッション部門の“こもれび大賞”は2匹のアシカを描いた神奈川県の女性の「Keep it up!」に決まりました。

“潮風のキルト展”はあさって19日まで開かれていて、期間中には琴の演奏会やワークショップも予定されています。