高知県南国市で農家の女性たちが営むレストランが13周年を迎え記念祭が開かれました。地元の食材をふんだんに使った料理が並び、17日も大盛況でした。
南国市の道の駅を訪れた大勢の人。お目当ては月に1度だけ開かれるバイキング形式のレストランです。農家の女性たちが営むレストラン「まほろば畑」は、地域の食材を生かして生産者と消費者をつなげる仕組みを作ろうと2010年に開業し、17日、13周年の記念祭が開かれました。県内外からおよそ200人が訪れ、予約だけで満席になったということです。
おいしそうな料理が所狭しと並ぶ中、ひときわ人気だったのは旬の四方竹を使ったメニューです。訪れた人たちはたくさんの料理を皿に盛りつけていました。

(香川から)
「高知には再々来ているが、だいたいタタキを食べる。きょう初めて郷土料理を食べた。地元の素材で大変美味しい」
(いの町から)
「手塩にかけた野菜などで作っているので、自分にはとても真似できない料理だと思って。毎月楽しみにしています」
(高知市から)
「二か月くらい前に予約して来た。美味しいものを(多くの人に)食べてもらいたいので、続けてもらって若い人たちにも食べに来てもらいたい」
この13年間で運営チームの数が5分の1になるなど大変なことも多かったレストランの運営。周年祭は一緒に苦難を乗り越えてきた人たちと思いを分かち合う場でもあります。
(農家レストラン まほろば畑 隅田るり子 会長)
「普段は自分たちだけで営業しているが、周年祭には10人の事務局の人が来て厨房もいっぱいになってそれが1番うれしい」
農家レストラン「まほろば畑」は、来月は14日に、12月は12日に開かれる予定です。