新型コロナの感染が急速に拡大しています。先週1週間の感染状況は定点1医療機関あたり平均で13.73人で、前の週のおよそ1・49倍となっています。
高知県によりますと7月10日から16日までの1週間に県内44の定点医療機関で新型コロナと診断された患者数は604人で、前の週に比べ199人増加。1医療機関あたりの患者数は13.73人と急速に感染が拡大しています。
入院している患者は56人で、このうち4人が重症です。年代別では10代が150人、70歳以上が99人などとなっています。
急速な感染拡大を受け県は20日から病床確保の段階を1段階引き上げ178床としたほか、高齢者と障がい者の入所施設の職員を対象に集中的な検査を行うとしています。
県は「全数把握で1日に400人から500人程度だった去年の11月下旬ごろと同じ程度で、今後さらなる感染拡大が懸念される」として、発熱などの症状がある人はマスク着用や出勤を控え、医療機関の受診や自己検査を受けるよう薦めています。