高知県四万十市大用地区では、地元の小中学生が伝統漁法の一つ「しゃくり漁」を体験しました。

「しゃくり漁」は竹竿の先に糸とカギ針を付けた道具で川を泳ぐアユを引っ掛ける伝統漁法で、体験は四万十川中央漁協が毎年小中学生にむけて行っています。大用地区を流れる四万十川の支流・後川には囲いが設けられ、稚魚から育てた体長20センチほどのアユ、およそ300匹が放されました。子どもたちは箱メガネで水中をのぞきながらしゃくり棒で泳ぐアユを狙います。

「アユがぶるぶる引いて、気持ちいいというか、楽しい」
「勢いがいい」

捕まえたアユは炭火でこんがりと塩焼きに…子どもたちは焼き上がったアユにかぶりつきます。

「おいしい」
「うまい!めっちゃおいしい」
「自分たちで取ったし、自分たちで焼いたし、もう最高です」

うだるような暑さの中、小中学生は川につかるなどしながら楽しんでいました。