大阪の百貨店で21日から、高知をPRするイベントが始まりました。牧野富太郎博士や高知の食で、たくさんの魅力を紹介しています。
21日から大阪の阪神梅田本店でスタートしたのは、「高知フードトリップ&牧野博士のボタニカルワールド」です。

高知の文化や食をPRしようというイベントで、現在実施している観光博覧会=「牧野博士の新休日」の一環です。
会場では、植物学者、牧野富太郎博士の生涯がパネルで紹介されているほか、牧野博士によってきめ細かく描かれたバイカオウレンやヒメノボタンなどの植物画が展示されています。

(訪れた人)
「朝のドラマを今見てて、興味を持って来てみたが改めて植物のきれいさ、美しさに感動しました」
会場にはイートインスペースも設けられていて、中土佐町で水揚げされたカツオを丼やタタキで味わうことができます。

鮮魚店を営むカツオマイスター田中隆博さんもかけつけていて、訪れた人たちが本場の味を楽しんでいました。
(訪れた人)
「大阪で食べるカツオと違ってわら焼きの香りがして、新鮮でとてもおいしい」
さらに、県内の17の酒蔵で作られた日本酒や、ユズドリンク、四万十栗を使ったスイーツなど高知を代表する品物が勢揃いしていて、大勢の買い物客が高知の物産品を次々と購入していました。

(訪れた人 高知出身)
「お酒おいしかった。フラフラしている。最高、何回も来てほしい。地元として感謝。やっぱり故郷は捨てられないから」
県は、2025年の大阪・関西万博に向けて、関西圏の活力を高知に呼び込むため、いわゆる「関西戦略」を進めていて、来年開業する商業施設には「アンテナショップ」を出店する予定です。今回のイベントも、高知の知名度を高める取り組みとして期待がよせられています。
(高知県大阪事務所 南香枝 次長)
「本当にたくさん来ていただいて、質問もたくさんいただいている。県が推進している関西戦略の中で、高知のいいものを皆さんにお届けしたいということをとても大きな位置付けにしていますし、今後、関西のたくさんの人にいろいろ知っていただく大きな機会になるととても期待している」
イベントは6月26日までの6日間大阪の阪神梅田本店1階の食祭テラスで開催されています。