高知県日高村の集落活動センターにあるレストランで、仁淀川のアユを生かした新しいメニューが提供されることになりました。村の特産品とコラボした、イタリアン感覚で楽しめるメニューです。

日高村の能津集落活動センターにある「ミライエ・キッチン」では、地区の女性たちで作る「のうづばぁば会」が、地元の米や野菜を使ったメニューを提供しています。このほど、新しいメニューが販売されることになりました。

新たなメニューは、「イタリアン鮎釜飯」。村が参加した異業種が集まる人材育成事業の中で、「活性化に」と提案され、のうづばぁば会のメンバーが商品化しました。仁淀川でとれたアユの甘露煮と、村特産のトマトがふんだんに使われています。

(のうづばぁば会 畠山みどり会長)
「和食とイタリア料理の融合はやったことがないので、食感や味がとんでしまわないように、うまく融合させるところが一番難しかったです」

3カ月間、数えきれない試作を重ね、6日に完成したという新メニュー。みなさん、お味はいかがですか?

(試食した県職員)
「初めての組み合わせですごくびっくりしたんですけど、トマトの甘みがあってアユは骨までやわらかくて、とってもおいしいです」
「アユがリゾットのような釜飯に合うと思わなかったんですけど、おいしいですね」

(藤崎美希アナウンサー)
「いただきます」

藤崎アナウンサーはテラス席でいただきました。

(藤崎アナウンサー)
「おいしい!アユの素材(の味)がしっかりと残っている。甘露煮にしていることで、アユ甘さと、トマトの酸味が上手くマッチしています。仁淀川を眺めながら、日高村を独り占めしているような気分です!」

(日高村企画課 山崎明課長)
「コロナが5類に移行したということもありますので、ぜひ多くのお客さんに、この味を楽しんでいただきたいですし、地域との交流も生まれてくるのかなと大きな期待を寄せています」

仁淀川の新名物として期待されている「イタリアン鮎釜飯」は、集落活動センターミライエで、8日から予約が始まり、9日から10月末まで提供される予定です。