初ガツオが旬を迎える初夏の風物詩、高知県中土佐町の「かつお祭」が21日に開催され、参加した人々が新鮮なカツオや地酒などを味わいました。
中土佐町を代表するイベントかつお祭は、去年、3年ぶりに来場者を限定して行われ、今年は人数の募集を拡大して開催されました。

募集開始2日で定員に達し、根強い人気ぶりのかつお祭。会場ではタタキを求めて長蛇の列ができ、久礼漁協の一本釣り漁船が釣りあげた新鮮なカツオ200キロが次々と藁焼きにされていきました。

慣れた手つきで刺身包丁をふるうのは料理人だった経歴を持つ池田町長です。
(中土佐町 池田洋光 町長)
「これはねほんとにうまいと思う。脂がね、脂がほんとによくのってる。うまそうでしょ?」
予約した人はノンアルコールコースか地酒コースを選んでチケットと料理を交換します。料理の追加注文も可能です。

(来場者)
「おいしい!」
「焼きたてがおいしいね、藁焼きで」
「最高です。みんなでワイワイ言っていいです、最高です」
「きょう妻の誕生日だったのでそのお祝いを兼ねて…」
「初めてですけどおいしかったです」
実際の重さに近い、カツオのレプリカを釣り上げるゲームも大人気でした。レプリカにはくじがついていてカツオのぬいぐるみがもらえます。


久礼大正町市場でもかつお祭に合わせて限定メニューの提供や割引などを行っていて多くの買い物客で賑わいました。祭りの実行委員会では「カツオのように多くの観光客に回遊してもらえる」よう来年に向けて祭りをますます進化させていきたい考えです。