高知県香南市では生シラス=どろめとお酒を楽しむ「どろめ祭り」が4年ぶりに開かれ、大勢の人でにぎわいました。
コロナ禍で4年ぶりの開催となったどろめ祭り。4日は入口で検温をした入場者1人1人にシールを貼り、3000人となったところで締め切る入場制限を設けての開催となりました。この日の朝は波が高く、シラスを獲る漁船が漁に出られなかったため、名物のどろめはなくかまゆでシラスやシラス汁の販売となりましたが、来場者が次々と買い求め、ゆでたてフワフワのシラスに舌鼓を打っていました。

(地元の婦人部)
「(開催は)うれしいけんど肝心のどろめがないきね。それが残念。どろめがあったらしっこりよかったけんどね」
(Q.釜揚げでも皆さん喜んでるみたいですが?)
「店で買うよりずっと安いもん。味がしっこりえい」
祭りのメインイベント、「大杯(たいはい)飲み干し大会」には抽選で選ばれた男女あわせて20人の酒豪が参加しました。男性は1升、女性はその半分5合の日本酒を大きな杯に注いで、一気に飲み干し、その飲みっぷりとタイムを競います。注がれるお酒は地元の酒蔵高木酒造の豊能梅です。

最近は祭りが全国的に知られるようになり、県外からのエントリーも増えてきています。



そんな中、二日酔いで出場したはちきんの酒豪もいて、見事な飲みっぷりに会場は大いに盛り上がりました。

男性は越知町から参加の公務員岡本亜嘉瑠(おかもとあかる)さん。女性は東京から参加のユーチューバーもぐもぐさくらさんがそれぞれ優勝しました。


(男性の部 優勝 岡本亜嘉瑠さん)
「久しぶりのどろめ祭りやったのでできるだけ盛り上がったらいいなぁと思っていたので、もし盛り上がってくれたのならうれしいと思います。『来年は俺も出よう』って言ってくれる人たちが高知中から集まってくれてがんばってもらえるように高知中の酒飲みに声かけたいと思います」

(女性の部 優勝 もぐもぐさくらさん)
「高知県はお酒が好きな地域なので、餃子の屋台やラーメンの屋台で高級料亭で出てくるようなおいしい日本酒が飲めるので、高知県で飲むのは最高だと思います。のんべえ的に。来年は7秒台を出す。7秒台を出します!」

実行委員会によりますと、来年は入場制限なしの通常開催が予定されているということです。