宇宙と深海を旅した酵母を使った日本酒を販売するフェアが、高知大丸で開かれています。厳しい環境を乗り越えたからこその奥深い味を楽しむことができます。

高知大丸地下一階の和洋酒売り場に並べられているのは、ロマンあふれるお酒の数々。高低差406キロという宇宙と深海を旅し、3億分の1の確率を生き抜いた酵母を使った日本酒で、県酒造組合が製品化しています。この取り組みが今年2月に「県地場産業大賞」を受賞したことを受け、より大勢の人に発信しようとフェアが開かれています。会場には県内11の蔵元が作った宇宙酒、宇宙深海酒、深海酒、合わせて14種類が並べられ、試飲することもできます。バナナ系やリンゴ系、マスカット系と、バラエティに富んでいます。

(試飲した人)
「日本酒が苦手な方でも飲めるような味」
「それぞれ味が違って楽しめる。自慢です。県外の人にも飲んでもらって広めていけたらいいと思います」

(県酒造組合 技術顧問 上東治彦さん)
「宇宙のように果てしなく(香りが)広がり、深海のように奥深い味わいのお酒です。フルーティで飲みごたえがあるいろんなお酒が揃っているのでぜひ皆さんに飲んでいただきたい。県外、さらに世界に発信していって、もっともっと知っていただきたい」

フェアは4月25日まで、高知大丸で開かれています。