坂本龍馬が弟子入りし大きな影響を受けた勝海舟の生誕200年にあわせ、2人の関係性が伺える史料を集めた特別展が高知市で開かれています。
高知県立坂本龍馬記念館では、特別展「龍馬の師勝海舟生誕二百年展」が開かれています。1862年に脱藩した後海舟に弟子入りした龍馬。特別展では、2人の関係性が伺える手紙や日記などおよそ50点が展示されています。
1862年の大晦日の海舟の日記には初めて龍馬のことが記されました。このため、2人が出会ったのはこの頃とされています。
咸臨丸でアメリカに渡った海舟の考え方に感銘を受けた龍馬は、その後、弟子入り。龍馬が姉・乙女に宛てて書いた手紙には、「勝麟太郎(海舟)という大先生の門人となり大層可愛がられている」と記されています。
その後、龍馬は海舟との交流を通じて、「新しい国づくり」や「国防のための海軍の必要性」…といった構想の基礎を培ったと言われています。
(坂本龍馬記念館 前田由紀枝 学芸課長)
「勝海舟にとっても龍馬は1人のキーマン。そして龍馬にとっては、勝海舟の考え方・行動・言葉が大きな影響を与えている、ということを改めて感じた。なかなか見ることができない絵や日記、勝海舟に関わるものがたくさん出ているので、ぜひこの機会に見ていただきたい」
特別展は4月16日(日)まで開かれていて、25日(土)には学芸員による解説も行われます。













