高知県香美市の小学生が地元の商店街を案内するイベントを開き、自分たちで取材した商店街の魅力をPRしました。

商店街を案内したのは香美市の山田小学校3年生です。3年生は総合学習として学校前の「えびす商店街」を盛り上げる取り組みを行っていて、集大成となる今回のイベントには保護者らが参加しました。

「いらっしゃいませ。こちらは独歩堂です。ここにはかわいいコップもたくさんあります。プレゼントするためのものもたくさんあります」

こちらは陶器を扱う「独歩堂」。子どもたちは事前に取材した店の情報を集まった人たちに伝え、手づくりのチラシを配ります。

買い物客への接客も積極的に行う子どもたち。鮮魚店やチャレンジショップなどそれぞれの店で保護者や地域の人たちを案内し、買い物をしてもらうことで、商店街は普段以上の賑わいを見せていました。子どもたちの明るい掛け声に店の人たちも元気をもらったようです。

(浜田鮮魚店 浜田建二郎 店主)
「にぎやかで大変うれしいことですね。どんどん小学生がお客さんを呼び込んでくれたら」

子どもたちの頑張りを間近で見た保護者の反応は。

(保護者)
「(子どもが)活発で元気よくやっていたのでうれしかったです。すごく近くに住んでるんですけど、仕事をしてたらゆっくり商店街を歩くことも少ないので、色んないいものがあったのでまた今度ゆっくり来たいと思いました」

子どもたちは商店街について1年間学んできた成果を十分に発揮できたようです。

「大きな声で説明することを頑張りました。人がいっぱいいる商店街になったらいいなと思いました」
「お店側の人たちも喜んでくれていると思います。商店街がスーパーに負けないくらい人が来たらいいなと思います」

訪れた人だけでなく子どもたちにとっても地域の商店街の魅力を知る貴重な機会となりました。