高知県いの町の小学生が、塗装業者に教わりながら、遊具の塗り替え作業を体験しました。

塗装を体験したのは、いの町の伊野小学校の4年生42人です。今回の授業は、塗装について知ってもらおうと、土佐国道事務所と尾崎塗装工業が開きました。学校近くの仁淀川橋では、1988年以来となる大規模な塗り替え工事が行われていて、今回は、仁淀川橋と同じ方法でうんていや朝礼台などを塗り直しました。
「やっぱ思い入れがあるもんやきなぁ、いま俺らがやりゆうことはね、歴史に残ることって感じかなぁ」
「空いたところ塗るのが難しいなぁ」

(Q.上手に塗れゆうね)
「おじいちゃんがペンキ屋やき」
(Q.じゃあ塗り慣れてる?)
「いや1回しか塗ったことない」

(Q.上手く塗るコツは?)
「わかりません、僕も素人なので…」

子どもたちは、塗装によって橋や遊具が雨や湿気から守られ長持ちするということを学んでいました。
「人生で初めてでした。色がかすんでいたので新しくできてうれしい」

「初めてで楽しかったです。塗装では何層も塗って頑丈にしていると知りすごいなと思った」

(土佐国道事務所 佐川国道維持出張所 久本祐二 所長)
「建築業界は人材不足です。興味を持ってもらうきっかけになればと思い企画しました」
塗り替えられた遊具は、今後10年はこのまま使える見込みだということです。