高知県立牧野植物園の南園にある温室では、4日から恒例のラン展が開かれます。今回の展示は牧野博士が園遊会に“招待”する形で、訪れた人たちをきらびやかな空間へといざないます。
(松岡葵アナウンサー)
「牧野植物園のラン展にやってきました。さっそく中に入ってみましょう。わー!華やか!赤のレッドカーペットに目の前いっぱいに広がるランがお出迎えしてくれました」

「そして、ランの香りもとっても心を癒してくれます。そしてそして、牧野博士もこの表情です!」

牧野植物園は人々に広く知られているランを通して、大勢の人たちに植物への興味を持ってもらおうと、毎年ラン展を開催しています。

17回目の今回は、大正時代、宮内庁の大臣からの依頼で牧野富太郎博士が和名をつけた洋ランにスポットが当てられています。

訪れた人たちは園遊会に招待された“招待客”として、「はつひのでらん」が飾られた「日ノ出の間」や、「ひすゐらん」が飾られた「翡翠の間」など、きらびやかな空間へといざなわれます。


(松岡葵アナウンサー)
「こちらのお花、あさひごちょうというお花なんですが、花びらをよく見てみると蝶が舞っているように見えますよね!周りの装飾も相まってとってもかわいい空間です!」

最後に訪れる「メインホール・博士の応接間」では、机に飾られたランとともに、招待客を迎える牧野博士と記念写真を撮ることができます。

(技師 濵田妙子さん)
「ランの魅力はシンプルに美しいというところです。それがすごくバラエティに富んでいるので、見る人を飽きさせない、そんな魅力があると思います。さらに、しつらえ、周りの装飾にも力を入れているので、そういった空間も癒しの空間として楽しんでもらえたらと思っています」
およそ100種類、2000株のランが展示されているラン展。県立牧野植物園で4日から今月26日まで開かれます。
