2月に高知市役所で行われるアート展に向け、高知市の特別支援学校の生徒たちが準備を進めています。米袋を使ったバッグや飾りなど、一つ一つ丁寧に作られた雑貨が展示・販売されます。
こちらは米袋で作られたバッグ。子どもたちの個性あふれる絵が目を引きます。これらを作ったのは、高知特別支援学校中学部の生徒たち。2月6日から高知市役所で開かれる「米袋バッグアート展」で展示される作品です。来年度の開校60周年を記念したイベントで、高知市内14の学校から作品が集まります。
アート展まで一週間となった30日は、展示作品を紹介するパネルの飾りつけを行っていました。使っているのは米袋の紐の部分。向きを交互に組み合わせることでおしゃれな模様に仕上がります。またこちらのクラスでは、米袋を折ってできるコースターやおがくずを詰めた小さな米袋のチャームを、一つ一つ丁寧に作っていました。展示に向けて生徒たちは、今月に入ってほぼ毎日制作作業をしているといいます。
柿渋をぬったシックな色の米袋バッグや、作業学習の時間で製作したドリップバッグコーヒー、革のストラップなど様々な雑貨も全て手作り。これらもアート展で販売されることになっています。
(生徒)
「米袋バッグの底を(貼る作業を)しています。まっすぐ貼ることが難しかったけれど丁寧に作っています。楽しかったです」
(高知特別支援学校 瀬戸麻利 主事)
「心を込めて一つ一つの活動をしているので見ていてほほえましいということと頼もしさを感じています。この子たちの持っている明るさ丁寧さを一つ一つの展示物から感じて頂けたらと思います」
「米袋バッグアート展」は2月6日(月)から10日(金)まで高知市役所で開かれます。初日はオープニングセレモニーを予定しているほか、生徒たちが毎日展示の案内や商品の販売を行うということです。