熊本での活動を終えたDMATが高知に戻りました。参加した医師は、「まだ多くの人が避難所で生活する中帰るのは心苦しい」としながら現地での活動を報告しました。
3日朝に高知にもどったのは、近森病院のDMAT=災害派遣医療チームのメンバー5人です。7月30日夕方、熊本に入り、震度7を観測した氷川町の特別養護老人ホームで活動を始めました。この施設では停電で、冷房が使えなくなり、高齢者が熱中症になりかけの状態で、生活していたといいます。

(近森病院・DMAT 井原則之 医師)
「懐中電灯の明かりで照らされて、高齢者の方が搬送を待って並んでいる。(施設のスタッフが)今日中に70人を運べないのはわかっていますと。50人は私たちで頑張ります。21人とにかく運びたいと。『頑張ります』と言いながら泣きそうな顔をしていて、私も感傷的に共感して泣きそうになってしまう」

その後、熊本大学病院で、業務をサポートし、被災地を後にしました。リーダーを務めた井原医師は、「熊本にはまだ支援が必要」と訴えました。
(近森病院・DMAT 井原則之 医師)
「災害支援はまだ終わっていないと強く感じる。八代市などにまだ避難所があって、冷房も満足にない中で、断水の中、生活している。支援が完了していない中帰るのは心苦しいものがある」
熊本では県内の医療機関のDMATが入れ替わりながら活動を続けています。











