「新・高知県民体育館」の再整備をめぐって議論が揺れる中、24日の検討会で、委員長と副委員長が2人とも退任することを表明しました。退任する2人はスポーツマネジメント・スポーツビシネスの有識者ですが、取材に応じた委員長は「高知県の目指す姿と大きな乖離があり、スポーツマネジメントの観点からこれ以上貢献できることが少なくなった」と語りました。

高知県は県民体育館の再整備に向けて基本計画の策定を進めていて、以下の方針で計画が固まりつつあります。
●プロスポーツ・コンサートを開催できる観客5000人規模のアリーナ設置
●プール・武道館の整備
●県内最大級の展示施設「高知ぢばさんセンター大ホール」の機能を集約する

こうした中で24日、「新県民体育館整備等基本計画検討会」の前田和範委員長(高知工科大学経済・マネジメント学群 講師)が、「当初のコンセプトから変化し、スポーツマネジメントの観点から貢献できる部分が少なくなった」として、退任することを発表しました。

検討会 前田和範 委員長
「『途中からいろんなものが追加されてきた』と受け止めています。もう一歩、広い議論をしようとしても『この部分の議論で収めてほしい』というメッセージが詰まったような提示が多かったと感じています。

県民体育館の整備をめぐっては、2024年7月に始まった「県立スポーツ施設のあり方検討会」から議論されてきました。