「歴史は勝者が作るもの」と言われることもありますが、そんな強者とは反対の「弱者」たちの“声なき声”を集めた企画展が開かれています。
高知市の坂本龍馬記念館では、大阪の収集家・栁内良一(やなうち・りょういち)さんの史料を集めた「栁内良一コレクション」が開かれています。
故・栁内良一さんは1953年(昭和28年)に大阪で生まれ、およそ40年にわたって、中学校の教諭や校長を務めました。その傍ら、20代の頃から学生運動や解放運動に取り組む中で関連資料を集め、弱者に寄り添って「解放する思想・精神」を大切にしてきました。
企画展では、そんな栁内さんが「弱者」や「敗者」の視点にこだわって集めた幕末の史料などが展示されています。
会場には、新政府軍と旧幕府軍による戊辰戦争を風刺した錦絵も展示されています。この錦絵では各藩を「干支」に見立てていて、「サルの会津藩と、ニワトリの薩摩藩」が「相撲」をとっています。
史実では薩摩(新政府軍)が勝ちましたが、この絵では逆に「会津藩(旧幕府軍)が勝った」となっています。そこには、ある「願い」が込められているといいます。










