年の瀬が近づく中、高知市の動物園で、毎年恒例の「干支の引き継ぎ式」が行われました。

「干支の引継ぎ式」は、高知市の「和の森わんぱーくこうち」と「桂浜水族館」が合同で行っていて、今年で15回目です。
会場に登場したのは、桂浜水族館で飼育されている今年の干支「ヘビ」代表の「ボールパイソン」。名前はありません。「吾輩はヘビである、名前はまだ無い」⋯と言いたげな顔をしていますが、おとなしい性格で、普段は室内で生活しているといいます。

22日の「引き継ぎ式」は屋外で行われ、普段は室内で生活しているということもあって飼育員からは心配の声もあがりましたが、元気に顔をみせてくれました。
一方、来年の干支「ウマ」を代表するのは、「和の森わんぱーくこうち」で飼育されているオスの「グラントシマウマ」。名前は「ペレット」です。
今年28歳を迎えたおじいちゃんシマウマで、最近は寝転んでくつろぐことも多いといいますが、22日は奥の方で行ったり来たり、様子をうかがっているようでした。

式では、務めを終えたヘビの「ボールパイソン」に感謝状が、そして「グラントシマウマ」には任命状が、それぞれ贈られました。
▼桂浜水族館 飼育スタッフ 菊池優大さん
「ヘビ年ということもあって『ヘビを見に来た』というお客さんも多く、ヘビに助けられた1年だった」
▼わんぱーくこうち グラントシマウマ担当 宇賀神美紀さん
「来年は『このまま健康に暮らしていく』という点で、『健康維持』がペレットにとっての挑戦になるのかなと思う」
「わんぱーくこうち」では、来年の干支=午(うま)に合わせた展示会も開かれています。










