年の瀬が近づく中で、新年を迎える準備も進んでいます。高知県いの町の小学校では、子どもたちが地域の人達と一緒に「ミニ門松」を作りました。

いの町の山あいにある長沢小学校では、伝統文化に触れてもらおうと、子どもたちと地域の人たちが、15年以上前から「門松」を作っています。今年は全校児童7人が参加しました。

児童たちは、ノコギリを使って細い「しのべ竹」を斜めに切り、太い「孟宗竹」の土台に入れていきます。その後、縁起物である松・梅・南天などを丁寧に飾り付け、20分ほどかけて完成させていました。

門松の材料は、全ていの町でとれたものだということです。22日に子どもたちが作ったミニ門松は、それぞれの自宅や、地域の保育園・郵便局などにも飾られるということです。

▼参加した3年生
Q.こだわったポイントは
「大きいものを後ろにして、小さいものを前にする。(門松を受け取った人には)うれしくなったり、気持ちよくなってほしい」

▼参加した3年生
「飾ったり、竹を切ったりするところが難しかったです。児童みんなが作ったから、(受け取った人には)大切に飾ってほしいと思います」

▼いの町社会福祉協議会 増井邦基 支所長
「(門松作りは)独創性があって楽しくて、縛りもなく自由にやっているところがすごくいいなと思います。自分たちが作ったもので、家族で楽しい正月を迎えてほしいなという気持ちが、いちばん強いですね」