新型コロナウイルスについて高知県内で新たに876人の感染が確認され2人の死亡が報告されました。県は「患者の増加ペースが増している」と警戒を呼び掛けています。

感染が確認されたのは10歳未満から90歳以上までの876人で、年代別では40代が161人と最も多く、10代と30代で130人を超えています。新たなクラスターは5件で、高知市と須崎管内の医療機関で3件、高知市の高齢者施設と職場でそれぞれ1件ずつ確認されています。また、90歳以上の男性と女性の死亡が報告されました。2人とも基礎疾患があり高齢者施設入所中に感染が判明。女性は13日、男性は14日に死亡したということです。今月1日から15日までの半月間の感染確認数は9632人となり、先月1か月間の9201人を超えました。先月の倍以上のペースで感染が拡大していて、県は「患者の増加程度が1日ごとに増している。複数の入院協力医療機関でクラスターが相次いでいて、県全体の入退院調整も厳しくなっている」と警戒を呼び掛けています。

累計の感染確認は12万3320人となりました。医療機関には161人が入院していて、重症が3人、中等症が28人、病床の占有率は45.4%となっています。四国の他の県では、愛媛で2044人、香川で1192人、徳島で918人の感染がそれぞれ確認されています。