火の上を裸足で渡り、来年の無病息災などを願う護摩供養が高知市の寺で行われました。

高知市の弘法寺では燃え盛る炎で邪気を払い、来年の幸福を願う「柴燈護摩供養(さいとうごまくよう)」を毎年、年末の恒例行事として行っています。弓や日本刀を使い、厄を払う儀式などが行われた後、ヒノキでつくられた高さ約2.5メートルの護摩壇に火がつけられました。

護摩壇に火をつけると炎が勢いよく立ち上がり邪気を払う(高知市・弘法寺)

炎が勢いよく立ち上がると、参拝者の願い事が書かれた護摩木が投入されました。火が落ち着くと、参拝者たちは裸足で護摩壇の上を歩き、1年の厄を払っていました。

参拝客

▼参拝客
「楽しかったです。来年はいつもより楽しく過ごしたいと思います」
▼参拝客親子「家族で毎年参加しています。一番下の子が初めて1人で渡れたのでうれしかったです」

参拝客

▼参拝客(娘5歳)
「怖かったけどがんばって行けた」

弘法寺 三谷祥元住職

▼弘法寺 三谷祥元住職
「無病息災が一番だと思います。戦争のない平和な社会であってもらいたい。そういったものをお願いしたいと思います」

日中の気温が17.6℃まで上がった高知市。小春日和の中、参拝者たちは新年に向けて気持ちを新たにしていました。