高知市の小学校で、2日、子どもたちが植えた野菜の収穫と販売体験が行われました。

高知市の初月(みかづき)小学校では、児童たちが野菜に触れる機会を増やし「循環型農業」について学んでもらおうと、量販店「サニーマート」や生産者と協力して、野菜の収穫・販売体験を毎年行っています。

2日は、4年生およそ120人が、夏に植えたダイコンやトマト、ジャガイモを収穫しました。

今年のダイコンは暑さの影響で例年より小ぶりだということですが、収穫では、子どもたちが力を込めて引き抜くと、顔が隠れるくらい大きなダイコンが収穫できました。

そして、手も服も泥だらけになりながらジャガイモを探す子どもたちの姿も。掘れば掘るほど出てくるジャガイモに、子どもたちは大興奮です!

◆児童「とれたー!」
◆児童「宝探しみたいで楽しかった!」

そして採れた野菜は、近くの量販店「サニーマート中万々店」の入口に並べられました。

◆高田結梨アナウンサー
「ズラリと並べられたのは、愛を込めて収穫された野菜たち。次は、子どもたちが販売に初挑戦です」

子どもたちは「いらっしゃいませー!」と元気に声をかけながら、お客さんを呼び込みます。販売開始から大勢の客が訪れ、子どもたちが収穫した“朝どれ野菜”を、次々とカゴに入れていました。

◆児童
「受け渡しや、大きな声で『いらっしゃいませ』っていうのが楽しかった」
◆児童
「すぐ売り切れて『すごいな』と思ったし、売るのも楽しかった。お客さんには、『おいしい』とか『買ってよかった』という気持ちになってほしい」

◆初月小学校 山尾柊人 栄養教諭
「日々自分たちが食べる食事が『あたり前のもの』ではなく『その裏側ではたくさんの生産者や販売の方が繋がっている』ということを、食を通して考えてほしいと強く思う」

収穫された野菜の一部は、今週末の給食で子どもたちも味わう予定です。