高知県安芸市で小学生がユズの収穫を体験し、地域の特産品への理解を深めました。

収穫を体験したのは安芸市の井ノ口小学校の3年生と6年生、およそ30人です。県内で生産量1位を誇る安芸市のユズに親しみを持ってもらおうと、地元の梶原建設が、2024年から始めました。ユズは枝にたくさんトゲがあるため、子どもたちは実に傷がつかないように丁寧に収穫していました。

「3つのやつがとれてめっちゃうれしい」

次はユズ搾り体験です。機械にユズを1個入れてレバーを下げると果汁が搾れますが、1個から取れる果汁は大さじ2杯程度とわずかな量です。

それでも子どもたちがユズを搾るたびに、爽やかな香りが広がっていました。

「いいにおいでした。(ユズが)好きになった」

「1つのユズでもほんの少しの量しかとれなくて、1本のユズの商品でもたくさんのユズからできていてすごいと思った」

(梶原建設 広報担当 古井恵さん)
「自分たちが生まれて育った場所の特産品や産業を深く楽しく身近に感じたり知ってもらえたりする機会になれば」

ユズの果汁の使い道は子どもたちで話し合って決めるということです。