官製談合防止法違反の疑いで逮捕されている高知県土佐清水市長の程岡庸容疑者が、28日までに辞職願を提出する方針であることが分かりました。

土佐清水市長の程岡庸容疑者、土佐清水市議会議員の永野裕夫容疑者ら4人は市が発注した公共工事の入札で、最低制限価格を漏らした疑いで逮捕・送検されています。土佐清水市によりますと、程岡容疑者は一身上の都合により、市長を12月1日に辞職したいという旨の辞職願を11月28日までに市議会議長へ提出するということです。市長辞職の意向を受けて土佐清水市議会の作田喜秋議長は。

(土佐清水市議会 作田喜秋 議長)
「(程岡容疑者が)『市政を停滞させるわけにはいかない』という思いだったのでその点は良かったと感じるが、こういう問題を起こした責任は重大で、市民に申し訳ないと議長として感じる。永野容疑者の対応について何も情報が入ってきていないので何とか本人の意向も確認していきたい」

土佐清水市議会は27日に開かれる議会の11月会議で市長のボーナスの差し止めや市議の給与を一時的に差し止める議案について審議することにしています。