高知県の発展に顕著な功績のあった県功労者と、県民の文化向上に尽力した人に贈られる文化賞の表彰式が4日、高知市で行われました。

県は毎年様々な分野で功績が顕著にあった個人や団体を県功労者として表彰しています。2025年は農林業や建設業、社会福祉など6分野から10人が功労者に選ばれました。4日の表彰式では功労者を代表して香南市赤岡町の主任児童委員として小学校運営や子育て支援に力を注いだ中川弘枝さんが謝辞を述べました。

(県功労者(社会福祉)中川弘枝さん)
「今回の受賞は誠に予期しない喜びでした。この受賞は私たちだけのものではなくこれまでにご支援・指導をいただいた方々、また仲間とともに分かち合いたい喜び」

50年以上高知の畜産に携わった人も。

(県功労者(農林業)川井高廣さん)
「53年間畜産一筋でやってきて、『あかうし』を増やしてやっているんです。こんなことになるとは夢にも思っていなかった。今後、後継者の育成を頑張ってやっていきたい。どうもありがとうございました」

また、県立歴史民俗資料館の館長として南国市の岡豊城跡の国指定史跡認定に貢献するなど、高知の地方史研究や文化財保護に尽力した宅間一之さんが県文化賞を受賞しました。

(県文化賞 宅間一之さん)
「土佐史談会も400人くらいいますので、そういった方々とささやかではありますが高知県の歴史を究明していきたい」

濵田知事は「県の発展に多大な功績を残し心からありがとうございます」と話していました。