子どもたちの教育や高齢者の生活支援を充実させようと、高知県香南市と高知市の大学が協定を結びました。

協定を結んだのは、香南市と高知健康科学大学です。市と大学はこれまで、小学校教育や高齢者介護への支援や研究を協力して行ってきました。特に教育分野では、2年前から市内の小学校をモデル校に指定し、大学が研究データに基づいた助言を行っています。香南市によりますと、市と大学の取り組みにより、実際に子どもの認知能力が上がったといい、2025年度から市内全ての小学校で大学の教員が小学校教員に対し、助言を行うということです。今回の協定締結により、さらなる支援の充実が期待されています。

(香南市 濱田豪太 市長)
「子どもたちの健やかな成長に、科学的なエビデンス(根拠)に基づいた取り組み。また、幅広い年齢層、高齢者の皆さんにもしっかりと生かせる取り組みをしたいです」

(高知健康科学大学 宮口英樹 学長)
「子どもたちだけにかかわらず、高齢者も含めて地域に暮らす、すべての人たちにとってプラスになる関わりができたら」

今後、学生も香南市内の小学校で教育支援を行う予定です。