高知県内の6月の有効求人倍率は1.11倍と2か月ぶりに減少しました。高知労働局は「引き続き、物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」としています。高知労働局によりますと6月の有効求人倍率は、前の月を0.03ポイント下回る1.11倍で、2か月ぶりの減少となりました。
新規求人数は2024年の同じ月より447人少ない4297人で、2か月連続で減少しています。
産業別では、2024年の同じ月と比べて建設業や学術研究、専門・技術サービス業など5業種で増加。
一方、卸売業、小売業などでは特定の事業所が求人を停止したことなどから147人減少、医療、福祉では複数の事業所で介護職の求人が減ったことから143人減少となっています。
高知労働局は県内の雇用失業情勢について「改善の動きにやや弱さがみられる。引き続き物価上昇などが雇用に与える影響に注意する必要がある」としています。