高知市の川沿いで初夏の訪れを告げる花、『タチアオイ』が咲き始めています。地域住民らが毎年手入れをしていて、2025年も数百メートルにわたって、川沿いを彩っています。
高知市桜井町の江ノ口川沿いを歩くとこの時期ならではのフラワーロードが楽しめます。
(リポート:高田結梨)
「日差しを求めて青空にぐんと伸びているのはこちらのタチアオイです。私も伸ばしてみると…届きません!」

高さ2メートルから3メートルほどに育つ1つの茎にいくつものつぼみをつけ、色とりどりの花が咲き誇るタチアオイ。初夏の訪れを告げる風物詩で地域住民の心を癒やしています。手入れをしている近所の住民によりますと、暑さや寒さに強く、育てやすい花だといいますが、近年は世話をする人が減り、花の数も少なくなってきました。それでも2025年もおよそ500メートルに渡って、川沿いをカラフルに彩っています。

14日朝は、幼稚園や保育園の園児たちが花を愛でながら、散歩を楽しんでいました。
「まだ言葉が話せないのでちょっと触ってみたいとかいろいろ教えて『キレイやね』『楽しいね』って言いながら、お話しながら子どもたちと楽しく過ごしていきたいです」
タチアオイは、5月末ごろに見頃を迎えるということです。