高知県大川村で今年12回目を迎える「さくら祭しばざくら祭」が開かれています。夫婦のつくる春の庭には60本もの桜や一面に広がる菜の花が咲き誇っています。

(川見真宵アナウンサー)
「お花見シーズンも終盤ですが、こちらの大川村にある庭ではこれから見ごろを迎える春の花々が楽しめます」

吉野川の上流にある大川村井野川地区では今年も春恒例の「さくら祭しばざくら祭」が開かれています。ソメイヨシノや枝垂れ桜、ぼたん桜など数種類の桜の木が60本ほど植えられていて、ほとんどの木が3、4日前に満開を迎えました。またその下の斜面には一面に菜の花としばざくら、チューリップなどの春の花々が広がっています。実はこの庭夫婦が山の斜面を切り拓いてつくった個人の庭なんです。

(川上千代子さん)
「18年ぐらい前に桜を植えたんですけど、そのあときれいに花が、桜の花が咲き出したのでお祭りも始めていきました。毎年お花が増えていきます。」

2025年で12年目を迎える「さくら祭しばざくら祭」。最初は350人ほどでしたが今では国内・海外から毎年1000人以上が訪れるようになったといいます。

(川上千代子さん)
「たくさんのお客さんが来て今年もそうなんですけど入り口の階段を上った時に『わぁ綺麗!』って言ったらまた頑張ろう、もっと綺麗にしようという感じでね」

土を入れ替えたり剪定したりと365日絶え間なく世話をしてこの美しい春の庭を作り出しているという千代子さん。菜の花も千代子さんの手によって一本一本植えられています。

(川見真宵アナウンサー)
「絶景スポットがあるようです!ここに立ってみると…わーきれい!吉野川と桜の共演を楽しむことができます!まるで絵画のようです」

今回初めてお披露目したというこちらのテラスは夫・文人さんの手作りです。

(川上文人さん)
「(テラスで)ゆっくりとパラソルも置いてますんで、ゆっくりご飯食べたりお茶を飲んだりコーヒーを飲んだり、(してもらうのが)一番いいのかなと思ってます」

(佐川から)
「大川村は来たことなかったので初めて、ふたりでちょっとドライブがてらに。きれいですね」
「お弁当食べて、それから帰りは温泉入って帰ろうか」

2025年は寒い時期が続いたため花が咲くのが遅く、ソメイヨシノは終盤ですが、八重の枝垂れ桜やぼたん桜はこれから見ごろを迎えます。菜の花はあと1週間ほど、シバザクラは今月いっぱい楽しめるということです。

(川上千代子さん)
「12年間続けているんですけども(今年が)一番綺麗にできたと思います。ゆっくり見ていただいて、何回もまわって上のデッキでゆっくり食事もしながらみんなとくつろいでほしいです」

祭りは13日まで開かれていて、日曜日には音楽ライブや出店などのイベントも予定されています。