ゲームとは異なるeスポーツの魅力や可能性に触れてもらおうと、デジタル化を進める小学校で体験授業が行われました。

高知市の旭東小学校は、デジタル化が進む社会に対応できる子どもたちを育てようと、デジタル教育に力を入れています。県教委が年2回開催している、県内の小・中・高校生などを対象にしたタイピングの選手権では、旭東小の児童が今年度最も積極的に参加しています。

11日は、デジタルがもつ“スポーツ”の側面を知ってもらおうと、県eスポーツ協会とともに、体験授業を実施。参加した6年生57人は、4人ずつのグループにわかれ、太鼓のリズム感や、タイピングの速さや正確さを競いました。

(松岡葵アナウンサー)
「私も挑戦したいと思います!対戦してくださるということで、自信のほどはどうですか?」

(横山美空さん)
「勝つ気しかありません!」

(松岡葵アナウンサー)
「私も、毎日原稿を打つときはタイピングをしているんですよ。だから負けないですよ!」

個人の娯楽としてのゲームとは違い、競技性を重視するeスポーツ。観客の応援にも熱が入ります。

(松岡葵アナウンサー)
「さあ、得点は・・・0点」

(小原楓さん)
「(デジタルに)eスポーツの側面があるのは、とてもいいと思いました。毎日やりたいくらいです」

(北村悠馬くん)
「普段のゲームは1人でやるので、あまり友達と声をかけあうことはないけど、友達と一緒に声をかけることもできたので、友情ももっと深まったかなと思いました」

(県eスポーツ協会 竹下誠一 常任理事)
「ゲームはゲームなんですが、友達同士で助け合ってやる、コミュニケーションツールとしてのeスポーツがきょうのテーマだったんです。お互いに応援しあって、がんばれがんばれって。ここにひとつの絆が生まれたのではと思っている」

eスポーツに夢中になっていた子どもたち。楽しさや魅力を感じながらデジタルが「絆」を生む可能性に触れていました。