特殊詐欺の被害にあったのはコンビニエンスストアでした。「店においてある電子マネーカードを更新する必要がある」などという電話で、高知市のコンビニエンスストアが、95万円相当の電子マネーカードの利用権をだまし取られていたことがわかりました。

高知県警によりますと、21日、高知市のコンビニエンスストアの固定電話に「アップルアイチューンサポート」の職員を名乗る女から電話がありました。

女は「店に置いてある電子マネーカードを更新する必要がある。電子マネーカードをレジで精算してカードに書いてある番号を教えてください」「レジに表示されるマイナス分は更新が終われば元に戻ります」などと話したということです。

従業員は、指示に従って電話をつないだまま電子マネーカード11枚をレジで精算。女にカードのコードを伝え、合計で95万円相当の電子マネーカードの利用権をだまし取られたということです。

高知県内では、今年に入ってから7件目の特殊詐欺被害で、被害額はおよそ3948万円に上っています。県警は今後、県内のコンビニエンスストア各店に注意喚起を行っていくとしています。