「クラウド料金が1年間未納である」などというNTTの職員を名乗る電話などから、高知県高知市の女性がおよそ760万円を騙し取られたことが分かりました。
県警によりますと2024年12月25日、高知市に住む50代の女性にNTTの職員のクボタと名乗る男から「クラウドの料金が1年間未納である。30万円を支払わなければならない。誤って登録したのであれば95%返金される」などと電話がありました。

女性が指定された口座に現金30万円を送金すると男はさらに「他の会社にも未納料金がある」などと話しました。その後、日本個人協会のアサイと名乗る男や内閣府サイバーセキュリティセンターの職員のフクザワと名乗る男からも電話があり、「あなたが料金を支払わなかったことで、92名に被害が出た。示談金を支払う必要がある」などと言われました。

女性は結局、6回に渡って合わせておよそ760万円を送金し、騙し取られたということです。

高知県内の特殊詐欺の被害は2025年に入って6件目で、被害額はおよそ3850万円に上っています。

県警は「電話でお金の話が出たら詐欺です。焦らず冷静に行動して欲しい」と注意を呼びかけています。