高知県の人口減少対策、「元気な未来創造戦略」についての会議が20日開かれ、2025年度の方向性や具体策などが確認されました。

元気な未来創造戦略は「若者の定着・増加」「婚姻数の増加」、「出生数の増加」が柱となっていて、34歳以下の人口について、2027年に、前の年からの減少数をゼロにする目標を掲げています。ただ、減少幅は拡大しています。

20日、幹部職員らによる本部会議が開かれ、来年度の方向性や強化策などを確認。若者の所得向上や、共働き・共育ての推進など4つのポイントを強化し、性別による役割分担意識の解消を進めていくということです。また、人口減少に適応した社会の実現を目指すという新たな視点も共有されました。

(濵田省司 知事)
「若年人口あるいは出生数の足元の数字はなかなか厳しい状況が続いている。社会増減対策と自然増減対策の両面で、しっかりと強化していかなければいけない」

20日の内容は、2月、有識者などに諮り、意見を受けることになっています。