高知県内では連日、熱中症警戒アラートが発表され、厳しい暑さが続いています。こうした中、「仁淀ブルー」で「涼」を感じていただければと思います。

8月5日にテレビ高知のドローンチームが撮影した安居渓谷の映像です。渓谷を流れる安居川は、仁淀川の支流のひとつです。紅葉のスポットとしても知られていますが、この時期は緑に囲まれながら仁淀ブルーを楽しめます。ご覧いただきました仁淀ブルー。SNSでも話題になっていますが、なぜここまで青く透明度が高いのか調べてみました。

そもそも色が見えるのには、太陽の光が関係しています。太陽光には赤や黄色、緑、青などの色が含まれていて、あたって反射することで色を見せてくれます。

水に光が入った時に青以外の色は水に吸収されます。ですが青は吸収されず、底にあたって反射され私たちの目に入ります。海が青く見えるのはこのためです。特に水中にプランクトンや藻などの不純物が少ないほど、きれいに見えます。

ですから仁淀ブルーが青く見えるのは、水中に藻などの不純物が少ないためなんですね。ではなぜ、不純物が少ないかというと、●水の流れが速く不純物が溜まりにくいこと●比較的水温が低く藻が繁殖しにくいことが理由と考えられています。