言い渡された判決、裁判所の判断は-
「被告人を懲役4年に処する」
2023年9月27日の判決公判。松山地裁の渡邉一昭裁判長は、A女被告(当時)に強い殺意がなかったことや、積極的な殺害行為には及んでいなかったと認定。
「リスクを踏まえた行動ができず、他に助けを求めることが難しいという、被告の軽度知的障がいや希薄な家族関係等の影響が否定できない」と指摘。
一定程度、酌むことができる事情とした。

一方で、自己中心的な動機に酌量の余地はなく、生命軽視の度合いも強く、厳しい非難に値するとして、懲役6年の求刑に対し、懲役4年の判決を言い渡した。
判決を受けて検察側は「当方の主張、立証を適切にご判断頂いた結果であると考えている」とコメント。
弁護側も「こちらの言い分を、きちんと酌んで頂けた判決だったと思う」と述べた。
A女被告(当時)は控訴せず、判決は確定した。