愛媛の伝統的特産品・砥部焼がデザインされた伊予鉄道の路面電車が13日から運行を開始し、観光客や県民に砥部焼の魅力を走りながらPRします。

松山市駅にやってきたのは、新たなラッピング車両「砥部焼電車」です。
側面には砥部焼を代表する唐草模様をあしらい、前後にデザインの異なるヘッドマーク(列車の愛称を文字やイラストで示したもの)を取り付けました。
伊予鉄道がこうした地域の特産品とコラボした列車を運行するのは、「みかん電車」「タルト電車」「媛ひのき・媛すぎ電車」に続いて、4台目です。
砥部焼の産地・砥部町と伊予鉄グループが共同で企画したこの電車。
車内には、吊り革の模型に加え、車内広告でも砥部町内の窯元を紹介しており、電車が到着してから目的地で降りるまで、乗客に砥部焼の魅力をPRします。

13日、運行開始を前に行われた出発式では、伊予鉄グループの清水一郎社長が「これを見て『砥部焼を買ってみたい』『使ってみたい』という人が増えると思う。”走る砥部焼”として、県外の観光客の皆さん、そして世界への発信になる」と述べました。
「砥部焼電車」は2024年3月末まで、伊予鉄道市内電車の通常ダイヤで運行される予定です。

ちなみに・・・
車内に取り付けられているこの「砥部焼のつり革」は、伊予鉄のオンラインショップと松山空港で販売されているそう。
鉄道ファン・砥部焼ファンの皆さんは要チェックです!








