松山市は11日、保存修理工事に伴い部分営業が続いている道後温泉本館について、全館の営業再開が、当初の予定より半年ほど早まる見通しを発表しました。

国の重要文化財である道後温泉本館は、建物の耐震化や文化財保護を目的に、2019年から部分営業を続けながら保存修理工事を進めていて、現在、神の湯や2階と3階の休憩室などが利用できなくなっています。こうした中松山市は、11日に全館の営業再開時期について、当初の予定からおよそ半年早まり、2024年7月になる見通しを発表しました。

前倒しが実現した理由について市は、工事の工程見直しやコロナ禍による休館中に、作業が進められたことなどを挙げています。

なお、全体の工事完了は当初の計画通り2024年12月末の予定です。