愛媛県議会議員選挙について、詳しくお伝えします。
まずは今回当選した47人を政党別に見ていきます。

自民党は21人が当選しました。自民党は、公認を出した現職22人のうち、落選したのは1人に留まり、地力の強さを見せつけました。
さらに、無所属の当選者には、自民党が推薦を出した新人4人が含まれていて、今後、自民系の会派に入る見込みです。
続いて、立憲民主党は2議席となりました。
立憲民主党は、今回現職2人に加えて新人4人を擁立し、勢力の拡大を狙いました。しかし、新居浜市で県連の幹事長を務める西原司氏が落選するなど、地盤の弱さを露呈する結果となりました。
このほか、公明党は議席を1つ伸ばし3議席を確保しました。
共産党は1議席を守りました。
日本維新の会は、現職1人が当選しましたが、新人1人は落選しました。
参政党と国民民主党は、議席を獲得できませんでした。
県議会議員は、政党にとって、地域での活動の中核を担っていますから、今回の選挙の結果が今後の国政選挙にどう影響するか注目です。
県議会は、共産など一部の議員を除いて「ほぼオール与党体制」とも言われてきましたが、改選後も、議会と中村時広知事との関係に変化状況に変化はないと見られます。
中村知事
「何も変わらないですね。議論ができる方々が多いですから、しっかりと議論しながらイデオロギーとかそういったところで違いがあるということは交われない部分もあると思いますが、その辺はお互い公の場で議論していけばいいのではないかと思っています」
今後の注目点はまず、会派の構成です。
県議会の自民系会派は現在、2つに分裂していますが、合流に向けた話し合いが行われています。実現した場合、過半数を占める最大会派が誕生する可能性もあります。
当選した皆さんには、県政をチェックする機能や地域の声を県政に届ける役割をしっかり果たしてほしいと思います。








