デブ猫・マルがついに海外進出です。
愛媛で生まれた創作童話『かなしきデブ猫ちゃん』が韓国で出版されました。
(作家・早見和真さん)
「どの主人公の中でもマルっていうキャラクターに対して色んなことを投影してきた気がしていて、ようやく海を越えられたので感慨深いのかな」
韓国語に翻訳されたのは2019年に絵本化されたシリーズ1作目で、現地の出版社が手掛けました。
去年の春まで移住先の松山で執筆を続けていた作家の早見和真さんが物語を、今治出身の絵本作家・かのうかりんさんが絵を担当した創作童話『かなしきデブ猫ちゃん』。
松山の家を飛び出した飼い猫・マルが県内各地を冒険しながら、成長していく姿が描かれています。
(作家・早見和真さん)
「愛媛はこういう所だというのを物語の力を借りて日本全国に発信できるアイデアだと思っていたし、世界中の人たちが翻訳されたデブ猫ちゃんをボロボロになったデブ猫ちゃんを持って、10年後20年後に愛媛を訪れてくれたら嬉しいなっていう気持ちをずっと持ち続けてきたので」
国内では販売されていませんが韓国の書店のサイトなどから購入できるという事です。
なお愛媛シリーズ2作目、3作目の韓国語版も順次、出版される予定です。
(作家・早見和真さん)
「例えば20か国かなしきデブ猫ちゃんが翻訳されるんだとしたら、20か国の人たちに愛媛の魅力が伝えられると思ってるので、それはどんどん広まってほしいなっていう気持ちはあります」。