任期満了に伴い今年11月に行われる愛媛県松山市の市長選挙に、市議会議員の田中エリナ氏が出馬を表明しました。会見で田中氏は市政の刷新を訴えました。
田中氏は27日午後、松山市内で記者会見を開き、出馬について説明しました。
(田中エリナ氏)
「松山は本当に転換点にある。今変わらなければならない。でも変わるには痛みが伴う。その痛みを自分がしっかりと引き受けながら、松山市を前に動かしていくという責務を担いたい」
田中氏は松山市出身の41歳。
津田塾大学を卒業後、リクルートの社員などを経て、2022年の市議会議員選挙で初当選し現在2期目です。
これまで2度の選挙は、いずれもトップ当選を果たしています。
田中氏は会見で、松山市の現状について人口が減少に転じて若者の流出が続いている上、同じ規模の都市と比べて市民の所得の伸び率が最も低いと説明し、野志市政について次のように批判しました。
(田中エリナ氏)
「私が課題に感じているのは、成長できるような投資が少なかったこと、また私の政治姿勢にあるが、対話やスピード感、リーダーシップにご不満をもっている市民の方の思いも聞く」
その上で、重点政策として2歳までの保育料無償化や、児童相談所の設置、地元企業の成長やスタートアップの支援、中央商店街の再生などを掲げました。
また、おととし発生した松山城の城山の土砂崩れについて、「原因究明のための第三者委員会の設置や住民説明会の早期開催を約束する」と述べました。
(田中エリナ氏)
「政治の一丁目一番地は、本当は命を守ることだと思う。命の危険性がある場合こそに、リーダーシップや判断が問われると思う。命を守る政策ということで言うと、城山の土砂災害に関しては原因の究明や再発の防止、今管理体制がしっかりとできていたかということが見えていない」
市議の職については、「今、辞職すると補欠選挙となり1億円規模の公費がかかる」として、補欠選挙が行われないタイミングまで続けると説明しました。
次の市長選挙について現在4期目を務める野志市長は、先週、次のように述べ、まだ態度を明らかにしていません。
(野志克仁市長)
「松山駅の再開発の事業協力者の発表が一つ大きなポイントなので、そこまではなかなか自分のことを考えるのはむずかしいと申し上げてきた」
11月8日告示、15日投開票の松山市長選挙には、このほか元県議の中野泰誠氏が出馬を表明し、元会社員の木下豪氏が出馬の意向を示しています。








