愛媛県内は、24日昼過ぎから25日にかけてこの冬一番の寒気が流れ込む影響で、ところにより大雪となるおそれがあります。
愛媛県内各地で雪や寒さへの備えが進められています。

23日朝、松山自動車道を走行中の車から撮影した映像。
西条市の山間部で雪が舞い、路肩にうっすらと雪が積もっていました。

久万高原町の道の駅では、12月の大雪を教訓に備えが進められていました。

久万高原町では12月、観測史上最高となる76センチの積雪を観測し、雪の影響で2人が死亡しました。

また、大規模な停電が発生したほか、道路が寸断され集落が孤立するなどの被害に見舞われました。

道の駅では、屋外に設置していたテントが雪の重みで倒壊したことを受け、今回は事前に撤去する対策が取られました。

さらに…

(坂本智一主任)
「4WDの車ではあるがタイヤが空回ってしまうので、この前の大雪になると…」

道の駅では毎朝、トラックで高齢の農家を訪問し直売所で販売する農作物の集荷を行っていますが、24日は中止を決めました。

(坂本智一主任)
「無理をして従業員がケガをしてもいけないし、農家にも負担がかかってはいけないので今回は休みという形にしている」

一方、12月の大雪で30時間以上にわたり停電した下畑野川地区では、住民が寒さへの対策を講じています。

(住民)
「下に電熱線が入っていてそれを保温するカバーが巻いてある」

こちらの家では、水道管が凍結しないよう気温が下がると自動で水道管に熱を送る電熱線を取り付けているほか、夜は水を出しっぱなしにしていると言います。

また、灯油を普段より多めに用意しています。

(住民)
「18リットルが6つくらいありますね。先月の大雪の時は買いに行けなかった、スタンドも電気が止まっているし」

気象台は、路面の凍結や雪による倒木や停電、水道管の凍結などに注意するよう呼びかけています。