去年10月、愛媛県四国中央市内の中古車販売会社から、高級車4台、あわせて1290万円相当を盗み出したとして、ベトナム人の男3人が17日、窃盗の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で、群馬県伊勢崎市の無職ファン・タン・ナム容疑者(26)と、住所不定の無職レ・マイン・クオン容疑者(25)、それに住所不定の無職ルオン・グエン・トン・ラム容疑者(26)の3人です。
警察によりますと3人は、去年10月5日の昼ごろから、翌朝までの間に、四国中央市内の中古車販売会社の駐車場に止められていた国産の高級車4台、あわせて時価1290万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
警察は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていません。
店の関係者から「盗難被害にあった」との通報を受け警察が捜査を進めていました。
去年8月以降、東北や関東、関西など16府県で少なくとも60台以上の被害が確認されているいうことで、駐車場から中古車など複数台を一度に盗む同様の手口で犯行に及んだとみて、各府県の警察が共同で捜査を進めているということです。
全国で中古車窃盗事件の関連で合わせて8人のベトナム人を逮捕していて、警察は組織的な犯行の可能性もあるとみて、防犯カメラの映像を分析するなどし関連を調べています。