愛媛県大洲市で9日、「成人の日」恒例の寒中水泳大会が3年ぶりに開かれ、寒さの中、二十歳を迎えた大学生らが力強い泳ぎを披露しました。
成人の日の恒例行事となっている肱川(ひじかわ)での寒中水泳大会。
新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった今年は2歳から80歳までの男女41人が参加しました。
参加者らは入念に準備体操をした後、気温が11度、水温が6度という寒さの中、ひとりずつ川に入り、今年の初泳ぎに挑戦しました。
9日は地元の保存会のメンバーが、鎧を着けたまま泳ぐ古式泳法を披露したほか、愛媛大学や松山大学の水泳部の部員らが、泳ぎながら筆で『祝成人の日』と書き上げるなどし、二十歳の門出を祝いました。
(参加した20歳の大学生)
「(川の中は)全身が針で刺されるような痛さでした。後ろに火があるんですけど、暖取りたいですね」
「これからは人間関係とかもすごい広がると思うので、その繋がりを大切にして、周りから愛される大人になりたいと思います」
冷たい肱川での参加者の熱い泳ぎに、会場を埋めた大勢の人たちからは暖かな拍手が送られていました。