AIなど最新のデジタル技術で、荷物の積み込み作業を効率化しようという取り組みも進んでいます。
これはデジタル技術で地域課題の解決を図る、愛媛県の「トライアングルエヒメ」事業の一環です。愛媛県四国中央市の製紙会社と都内のベンチャー企業が連携し、実証実験を行っています。それぞれのトラックに積む商品の大きさや種類、数などのリストを入力すると…どのように積めば最も効率的か、3Dの図面で示されます。
図面の作成には、複雑な計算を高速で行う次世代の技術「量子コンピューティング」が活用されています。
(エー・スター・クォンタム 大浦清取締役)
「これまで積み付けに関しては、人が考えてもすごく難しくて、時間がかかっていた。その積み付けの部分をAIが考えて、量子コンピュータで計算するソフトウェアを提供している」
この図面を確認しながら、フォークリフトで荷物を積んでいきます。作業員の経験や勘に頼っていた作業を、誰でも効率よく積み込めるようにするのが目標です。
ただ、実際は…。
(フォークリフト歴約30年 吉岡浩二さん)
「経験則でやっている。一応、これ(3D図面)は参考程度。ここに来てこれ(3D図面)を初めて見て積めるようになれば一番いい」
サイズの違う複数の商品を組み合わせる複雑な積み込みでは、まだベテランの経験と勘には及びません。
さらに…。
(イトマン物流管理課 藤村真一郎さん)
「商品名・コード・縦・横・高さの入力に時間がかかっている」
(Q. トラック1台あたりは)
「約20分」
商品リストを手作業で入力しているのです。それでもシステムは現在、8割程度の仕上がりだということで、今後も実験を繰り返すことで課題を洗い出し、完成を目指します。
(イトマンマーケティング本部 古川敏幸部長)
「1年目、10年目、20年目のリフトマン(操縦者)の業務の標準化が図れて、最終的にピックアップの時間が短縮できれば」
将来的には、積荷計画の作成時間を2割削減するとともに、積み込み作業も、1日あたり1時間の短縮を目指しています。








