成長と強さも不可欠。実用化への高いハードル

愛媛県は、これまでに約150本の無花粉スギを試験栽培してきました。しかし、ただ「花粉が出ない」だけでは森には植えられません。

(県林業研究センター 田口裕人 研究員)
「林業で使う場合は、成長スピードがいいとか材質が強いものが、林業で重要な特徴になるので、その確認作業を進めている」

無花粉であることと、建材としての優秀さ。この両立という高いハードルを越えるため、優良なスギの選抜が続いています。

愛媛県は2029年度以降の品種登録を目指していて、2033年度には県内から出荷する全てのスギの苗木を、花粉が少ない品種にしたい考えです。

花粉症のない未来の森へ。地道な研究者たちの挑戦は、今日も続いています。