来年4月に統一地方選挙を控える中、愛媛県議会の会派「自民党」は、5年前に分裂した「志士の会」との合流に向けて基本合意したと発表しました。
自民党愛媛県連は16日、所属する2つの会派「自民党」と「志士の会」の県議会議員が集まって会合を開きました。
(会派「自民党」・三宅浩正代表)
「先日、西原進平志士の会代表と協議をしたところ、会派合流に向けて基本合意させていただいた」
会合の後、会派「自民党」の三宅浩正代表は、「志士の会」との合流に向け、基本合意したと発表しました。
「志士の会」は2017年3月に会派「自民党」から分裂して結成され、2つの会派による主導権争いが続いてきました。
(三宅代表)
「自民党県連による会派分裂。これの克服ができないままきょうに至っている。県議選の前にそれが達成できて、力強い県連の姿を県民に示して大事な選挙に向かうのは確かに理想ではあるが、皆がちゃんとすっきり納得して気持ちよく合流することも大切」
三宅代表は、来年4月の統一地方選挙までの合流が理想だとしながらも丁寧に進めたいと述べました。
一方、志士の会の西原代表は…
(志士の会・西原進平代表)
「会派の皆さんにこの度、『自民党さんからこういうお話が来ましたよ、皆さんいかが考えられますか』という話をしますよというのが、言われるところの合意と理解している」
西原代表は会派の合流について明言を避けました。