今年7月、愛媛県大洲市の郵便局に押し入り現金105万円を奪ったとして、強盗などの罪に問われた男に、松山地裁大洲支部は懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、住所不定、無職の古田義幸被告(41)です。
判決などによりますと古田被告は今年7月、大洲市内の郵便局に押し入り、「安倍総理みたいに撃つぞ」などと局長らをモデルガンで脅し現金105万円を奪ったということです。

13日松山地裁大洲支部で開かれた判決公判で、札本智広裁判官は、「4日前に起きた安倍元総理の銃撃事件を思い起こさせ、大きな恐怖を与えた犯行は極めて悪質」と指摘しました。
また、「ギャンブルによる借金が原因で酌むべき事情は全くない」などとして、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。