愛媛県今治市の消防でパワハラなどの行為が繰り返されていた問題で、徳永繁樹市長が議会で陳謝しました。
今治市・徳永繁樹市長
「まず始めに、今治市消防職員による部下へのパワーハラスメント行為についてでございます。市民のみなさまに深くお詫びを申し上げます」
5日に開会した今治市議会で徳永繁樹市長は、消防のパワハラ問題について「信頼を大きく損ねた」として陳謝しました。
今治市の消防では、部下への暴力・暴言のほか、仮眠時間に筋力トレーニングを強要したり救急用のチューブを鼻から差し込んだりする行為があったとして、消防士2人が停職などの懲戒処分を受けました。
関係者からは、内部調査が行われた際、処分を受けた消防士2人と中央消防署の署長が部下に口止めとも取れる発言をし、調査が妨害されたという指摘も出ています。
今治市・徳永繁樹市長
「安全と安心を守るべき立場にある消防職員がこのような事態を発生させたことは誠に遺憾であります。喫緊に組織土壌を根底から改良しなければ」
徳永市長はハラスメントに関する相談体制の整備などを進めていくと説明しました。