西条まつりを前に愛媛県西条市の工房では、夜のだんじりを彩る「ちょうちん」づくりが最盛期を迎えています。

西条市福武にある日野徹さんの工房では、日野さんと妻の美保さん、それに、女性職人2人が作業に追われています。

2人の女性職人は、いずれも日野さんが指導する「ちょうちん教室」の卒業生です。

このうち3年前から働く秋山真美奈さんは、組み立てのほか、ちょうちんが動かないよう固定する鎖の調整を担当しています。

秋山真美奈さん
「だんじりにとっては無くてはならない提灯なので、これから途絶えないように作れるようになっていきたいなと思います」

一方の谷野宮優梨香さんは、職人1年目です。日々、充実しているようです。

谷野宮優梨香さん
「時間があっという間に経つぐらい、集中していて楽しいです」

また、「まつり」の楽しみ方も変わったと話します。

谷野宮優梨香さん
「今まで見ていた視点がちょっと変わるじゃないですけど、提灯を見るちょっと違う楽しみ方もできるので、楽しみですね」

ベテランと若手が思いを込めて仕上げるちょうちんづくりは、西条まつりの直前までつづきます。