愛媛県松山市内にある障がい者施設で利用者の女性に暴行を加えたとして、暴行の罪に問われている元職員の男に対し松山地裁は24日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、松山市北吉田町にある障がい者施設「すぎな園」の元職員・中野力被告(39)です。
判決などによりますと中野被告は今年4月、20代の女性利用者の首をつかんで床に押し倒したうえ、さすまたで押さえつけ、ほおを叩いたり、首を絞めたりしたということです。
松山地裁で開かれた24日の判決公判で、渡邉一昭裁判官は「一方的かつ執拗に暴力をふるったことは、相当悪質性が高い」と指摘しました。
一方で「起訴内容を認めていて、反省の弁を述べている」などとして、懲役1年の求刑に対し懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。